転職活動の流れは転職先から内定を得た後に会社を辞める方法と、退職してから転職先を見つける方法の2種類があります。では、転職先が決まってから退職する場合は、どのように在籍企業に伝えればいいのでしょうか。
- 内定後の基本的な流れ
- 現職の会社との間にも、転職先との間にも「契約」があります。後々トラブルにならないよう、1つずつ確実に進めていきましょう。
【内定後の基本的な流れ】
【1】内定通知を受け取る
【2】雇用条件・入社日などを再確認する
【3】入社を検討し、内定通知への返事(内定承諾・辞退)
【4】雇用契約を結ぶ
【5】退職交渉、業務の引き継ぎなど
【6】入社準備
入社までの期間が短い場合、入社手続きと退職準備が並行することも。やることをリスト化し、締切を管理しましょう。
- 雇用条件・入社日を再確認
- 企業からの内定連絡後、一般的には「内定通知書」「採用通知書」などと呼ばれる書類が提出されます。以下のトラブルになりやすい点を中心に、改めて確認しましょう。
【特に確認すべきポイント】
■ 給与(時間外・その他手当、歩合給、賞与なども含む)
■ 雇用形態
■ 勤務時間・残業
■ 休日・有給休暇
■ 社会保険の有無、福利厚生
■ 仕事内容・勤務地
■ 入社日・契約期間
内定した企業の雇用条件の記載が不明瞭な場合、内定承諾前に質問しましょう。生活に直結するため、希望とズレがないかの確認が大切です。
- 入社の検討・内定承諾の進め方
- 雇用条件・入社日に問題がなければ「入社するかどうか」自分の意思を最終確認。入社を決めたら、内定承諾しましょう。
【検討すべきこと】
■ 転職の目的を叶えられるか
■ キャリアビジョンが実現できるか
■ 懸念事項はないか(あっても払しょくできるか)
【内定承諾のポイント】
■ 電話が基本。不在だった場合はメールで連絡
■ 選考に関してのお礼も添える
■ 入社手続きなど、今後の進め方の確認を忘れずに
内定承諾時は、自分の評価ポイントを確認するチャンス。「どんな活躍が期待されているのか」を知っておくと、入社後の活躍のヒントになるでしょう。
- 退職の準備・やることリスト
- 内定承諾をし、入社が決まったら退職準備を進めていきましょう。
【退職までのやることリスト】
■ 現職の会社の就業規則を確認する
■ 退職願を書く(白い封筒・便箋を準備)
■ 上司に退職を申し出る、退職願の提出(退職希望日の1~2ヶ月前が目安)
■ 仕事の引き継ぎ、マニュアル作成
■ 備品の返却
■ 各種書類の受け取りなど
退職日を検討する際は「引き継ぎにかかる期間」も考慮。余裕のある退職スケジュールを組むことで、円満退職に近付きます。
- 退職願の書き方
- 形式が決まっているので、基本を押さえて作成してください。
【退職願の書き方】
■「退職願」と書いた題から1行あけ、一番下に「私儀」もしくは「私事」と
記載
■ 退職理由は「一身上の都合により」と記載
■ 退職日と提出日を記載
■ 退職日時点での所属部署・所属課を書く
■ 自分の氏名の後に、押印する(スタンプ型印鑑はNG)
■ 会社の正式名称を書く
■ 宛名は社長。フルネームで記載
封筒・便箋の汚れや誤字脱字はもってのほか。誠意を持って準備することが、円満退職の第一歩です。
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必要事項を記載すると退職願をpdf出力することができます。
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